糖尿病内科

糖尿病内科のご案内

糖尿病内科は、糖尿病およびその合併症の診断と治療、管理を行う専門科です。糖尿病は適切に管理すれば怖い病気ではありませんが、放置すると心臓、脳、腎臓や眼などに重大な合併症を引き起こす可能性があります。毎月第3土曜日に糖尿病専門医の外来を行っています。

このような症状がある方は受診をおすすめします

以下のような症状が見られる場合、糖尿病の可能性があります。心当たりがある方は早めの受診をおすすめします。

  • 喉が渇く、尿の量が多い
    糖尿病の初期症状として、喉の渇きや尿の量が増えることがあります。
  • 体重が減少している
    食欲はあるのに体重が減る時には糖尿病が疑われます。
  • 疲れやすい、だるさが続く
    血糖が高いとエネルギーがうまく利用できず、疲れやすくなることがあります。
  • 手足のしびれ
    糖尿病の合併症である糖尿病性神経障害の可能性があります。
  • 目がかすむ
    糖尿病が網膜に影響を与え、糖尿病性網膜症のために視力の低下などが起こります。
  • 傷が治りにくい
    血糖値が高い状態が続くと、免疫力が低下し傷口の回復が遅れる場合があります。
  • 健康診断で血糖値やHbA1cが高いと言われた
    健康診断で血糖値やHbA1c (グリコヘモグロビンA1c)が高いと指摘があった方は、糖尿病や糖尿病予備軍の可能性があります。一度精密検査を受けましょう。

糖尿病内科での診療

糖尿病内科では、患者様の血糖値を適切に管理し、糖尿病およびその合併症を予防・治療します。
以下のような診療を行っています。

  1. 糖尿病の診断と治療
    血液検査や尿検査を用いて診断を行い、治療方針を決定します。治療は、食事療法、運動療法、薬物療法を組み合わせて行います。
  2. 生活習慣の改善支援
    食事や運動の習慣を見直し、患者様のライフスタイルに合った治療をします。
  3. 合併症の予防と管理
    網膜症、腎症、神経障害などの糖尿病合併症の発症を防ぐために専門医との連携を行います。
  4. インスリン治療の指導
    インスリンが必要な患者様には、注射方法や自己管理の方法をわかりやすく指導します。
  5. 血糖モニタリングの支援
    血糖値測定器の使い方や、記録方法を指導し、血糖値の変化を把握できるようサポートします。

考えられる病気

  1. 糖尿病
    血糖値をコントロールするホルモンのインスリンの不足やインスリンの効果が低下して血糖値が高くなる病気です。糖尿病では次のような眼、腎臓、神経、脳や心臓・血管の病気を引き起こします。
  2. 糖尿病性網膜症
    高血糖が原因で網膜の血管の変化が生じて視力の低下などを引き起こします。
  3. 糖尿病性腎症
    腎臓の血管が障害を受け腎機能が低下する状態です。
  4. 糖尿病性神経障害
    神経に影響を及ぼし、しびれ、痛みや感覚の鈍化などを引き起こします。
  5. 脳・心臓血管合併症
    糖尿病により全身の動脈硬化症が進行すると、脳血管障害(脳梗塞、脳出血)、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、動脈閉塞症や動脈瘤など全身の動脈硬化性疾患発症のリスクが高まります。

当院でできる検査

糖尿病やその合併症の診断・管理のために、以下の検査を行います。

  1. 血糖値測定
    血液中のブドウ糖濃度を測定し、血糖コントロールの状態を確認します。
  2. HbA1c検査
    過去1~2か月間の平均血糖値を反映する指標で、糖尿病の診断や治療効果の評価に用います。
  3. 尿検査
    糖やたんぱく質の有無を調べ、腎機能の状態を確認します。

      血糖値のコントロールや減量には食事療法は非常に重要です。当院では管理栄養士による栄養相談を実施しています。患者様一人ひとりのライフスタイルや嗜好に合わせた食事プランを提案します。

      診療時間
      9:00〜13:00受付終了12:30
      15:00〜17:00受付終了16:30

      【休診日】日曜、祝日